ブロイラー事業について
ブロイラー事業
ブロイラー事業は、生産・製造本部と営業本部の2本部制で、卵の生産から食肉処理・加工・流通まですべての工程を一定の基準で管理する「一貫生産販売システム」を構築しています。
一貫生産販売システムの流れ
各部門の紹介
生産・製造本部 生産部
- 種鶏(しゅけい)場
- 種鶏※の飼育 ※ブロイラー(肉用鶏)の親鶏
- 雛で入荷した種鶏を育成舎で約6ヶ月間飼育したあと、成鶏舎に移します。成鶏舎では、毎日産卵される有精卵=種卵を収集、消毒・洗浄・計量を行います。種卵の年間生産個数は、直営種鶏場(所在地:北海道・岩手県)、契約種鶏場(所在地:青森県・岩手県)合わせて約4,000万個となります。
- 孵卵場
- 種卵の孵化
- 種鶏場から入荷した種卵は消毒をして、一定の温度・湿度に管理された貯卵室で保管します。その後、保温機で19日間温め、ワクチンを接種して孵化機に移し、21日目に雛が孵化します。年間商品雛羽数は北海道・青森県・岩手県で約3,600万羽となります。
- ブロイラー飼育農場
- ブロイラーの飼育
- 孵卵場から入荷した雛を飼育します。健康な状態を保つため、見回りを行い、鶏舎内の温度や換気を調整します。飼料は成長段階に合わせて変更しています。飼育期間は約48日間、年間出荷羽数約3,450万羽となります
- 肥料工場
- 鶏糞肥料の製造
- 種鶏場やブロイラー飼育農場で発生した鶏糞を肥料として有効活用しています。発酵鶏糞、灰化鶏糞、さらに発酵鶏糞を加工したペレットがあります。年間生産量は約2万トンです。
生産・製造本部 製造部
- 食鳥処理工場
- ブロイラーの屠鳥・解体
- 飼育農場から入荷した鶏は1羽ずつ検査をして、合格したものが解体処理されます。屠鳥から包装までは約70分、新鮮さを保つため、最新機械でスピーディに処理しております。ただし、繊細な作業は人の手で行います。
- パック工場
- 鶏肉のトレーパック・袋詰め
- パック工場では処理工場から入荷した鶏肉をトレーや袋に詰めて出荷します。トレーパックの値付けや袋詰めは機械を使用しており、スピーディかつ正確に商品がつくられています。
- 加工食品工場
- 鶏肉を調味・加熱
- サラダチキンやフライドチキン、ローストチキンなど、鶏肉を主原料とした多彩な商品が製造されています。入荷した原料は検品をしてから使用し、加熱工程では機械による自動管理により一定のおいしさをつくり出しています。
- レンダリング工場
- 不可食部分の再利用
- 工場で発生する羽や骨などの不可食部分(残さい)を収集して、飼料の原料となるチキンミール・フェザーミール・チキンオイルを製造・出荷します。
営業本部
- 物流センター
- 商品の配送拠点
- 工場から集められた商品が、ここから全国の営業所やお客様のもとへ出荷されます。
- 営業所
- 迅速なお客様対応
- 全国11か所に展開、お客様のご要望に迅速に対応しております。
- 商品開発グループ
- 多様なニーズに合わせた商品の開発
- 味覚は人それぞれ、味の嗜好にも地域性があります。多様なニーズに応えるべく商品の開発を行っています。