ハイポーのご紹介

ハイポー本部では、種豚の育種を行っています。取り扱っている品種は「ハイポー」です。
「Hybrid pork ハイブリッドポーク」から名づけられました。一度聞くと耳に残る名前。それがハイポー。

全国の養豚農場へ、種豚として活躍し、健康でおいしい豚肉の生産に貢献できるハイポーを生産・販売すること。これが私達のメインの仕事です。

「肉になる豚」と「親になる豚」

お店に並べられている豚肉は、当たり前の事ですが、飼育農場で育てられる、生きている「1頭の豚」でした。この1頭の豚には、兄弟姉妹がいて、両親がいて、そのまた両親がいて…と、遡っていくと人間と同じ様にご先祖様がいるわけです。

実は、この世代によって呼び名があります。豚肉になる豚はcommercial stock(CS;肉豚)と呼びます。そして、CSの親はparent stock(PS)、PSの親はgrand parent stock(GP)、GPの親はgreat grand parent stock(GGP)と呼びます。

これを図にすると、一つのピラミッド(生産ピラミッド)になります。この中で、GGP・GP・PSは親豚、専門用語で「種豚」(たねぶた、しゅとん)と呼びます。当社の宮城農場や関連農場は、この生産ピラミッドの頂点として、全国の養豚農場へ種豚を出荷しています。

健康でおいしい豚肉の生産に貢献できる種豚「ハイポー」を提供できる様、GGP・GPの育種改良を進めるべく、日々努力しています。

「ハイポーの豚肉」見たことありますか?

豚肉と言えば、もちろん「豚の肉」なのですが、もう少し深く考えてみるとこうなります。
豚肉とは、ある品種の「種豚」から生まれた豚を「肉豚」として育てて、食肉処理場(ミートセンター)で屠畜後、処理されたもの。
つまり、私達が食べている豚肉は、いくつかの品種の「種豚」を交配して生産した「肉豚」のお肉です。
全国各地には、いろいろなこだわりを持って、肉豚を飼育している農場が沢山あります。

ところで皆さんは「ハイポーの豚肉」を見たことはありますか?
実は、国内で売られている国産豚⾁の10個に1個はハイポーの豚⾁なんです。

お店で豚肉をみると、生産地や食感に由来した「銘柄」が名前についた商品が目に付きます。
生産者の方の説明や写真付きのコーナーも見かけます。
このように、多くの場合「こだわりの生産方法で育てた、自慢の肉豚」という点がアピールされていて、品種についての記述は見られません。
しかしながら、ハイポー生産プログラムで肉豚を育てている生産者の方の中には、銘柄ではなく、「ハイポーという品種の豚を飼育していること」をアピールすることで、ハイポーブランドを拡めて下さっている方も大勢いらっしゃいます。

ハイポーの豚肉は上質な脂と柔らかい赤身で非常に高い評価を受けています。環境や飼料などの特長も重要ですが、それを効果的に発揮できるのはハイポーならでは!
これからもっともっとハイポーの良さが消費者の方へ伝わり、多くの方に本当においしい豚肉を味わってほしい、そんな思いで、私たちは豚と共に発展してまいります。

豚ロース

チキンねっと

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