世界の中のハイポー「Think Global Act Local」
HYPORは35ヶ国で事業展開

世界的視野に立って、各国の市場に適した種豚を生産者へ供給すること、これがハイポーのモットー「Think Global Act Local」です。近年では東欧やロシア、東南アジアや南米でのシェアー拡大などにより、世界35ヶ国で事業展開しています。海外由来の種豚の中では、飼いやすさや肉の美味しさなど我が国のニーズに向けて、日本国内においても育種を進めている唯一の種豚メーカーでもあります。世界に通用する生産能力と、日本の食卓に求められる美味しい豚肉の両方を追求し実現している種豚、それがハイポーです。
各国のマーケットに適したハイポー種豚

ハイポーは雌系統(母豚ライン)と雄系統(止め雄ライン)との2つに分かれています。雌系(母豚)は大ヨーク系のGPとランドケース系のGPを交雑した種豚(PS)で、世界共通のラインとして「リブラ(Libura)」と呼ばれています。(日本では長らくCD♀という名で紹介されてきました。)
一方、雄系(止め雄)は、世界各国のニーズによって様々な種類のラインが用意されています。日本では、マーケットニーズに合わせた肉質と背脂肪を持つ「ABライン」を生体および精液で供給しています。このABラインは現在、日本でのみ供給されているテーラーメイドの止め雄です。更に2018年からは新しい雄系である「ハイポー・デュロック」の精液販売を開始しました。ハイポー・デュロックは、一日当たり増体量・飼料要求率と共に肉の美味しさを引き出す筋肉内脂肪を豊富に保有するよう改良された、日本市場をターゲットにとして育種改良された止め雄です。
年間43万頭の母豚をベンチマーキング
各国HYPORの成績データはオランダHYPOR社のホストコンピュータへ

Hypor社では、全世界から集約される年間43万頭の母豚のビッグデータを元にした統計学的手法であるBLUPによる改良に加え、近年ではDNA遺伝情報を元にしたゲノムセレクションを取り入れることによって、繁殖性と効率性が飛躍的に向上しています。

